百億の月

いま小さく脈打つメロディー

一切和解の無いこの世界がもたらすファンタジー

手記です。


あれから、1ヶ月経ったのか、という実感。
仕事しかしてないよね~~!!!!
嘘です。
ももクロのツアー鹿児島に行きました。
黒豚おいしかったです。


1月15日、世界が急展開した。
不安で不安で不安で。
それなのに時間は進んでしまった。

2月10日、もう一度世界が動いた。
なにもかも、まではいかないけど、何かが吹き飛んだ。
彼女たちの代表曲。
「笑顔と歌声で 世界を照らし出せ」
このキラーフレーズを生み出したヒャダインはもっと誇っていいよ。
ほんと。
ただ、このときあの子たちと共有したいなあと思った。
なにが起こるかわからないけど、でもたしかにあるアイドルの軌跡をともに、見たいと思った。

4月15日、また途方に暮れた。
でも、大丈夫だと。
なによりも少女たちを信じたいから、彼らもそうであれと前を向きたかった。

そうして迎えた5月23日。
長かったのか、短かったのか。
わからないけど、現時点での彼女たちなりの答えを示してくれた。
それまでのオタクのざわめきも、葛藤も、迷いもすべて包もうとしてくれる彼女たちを、アイドルを最強だと笑えるようになった。
それにしても下らない諍いばかりだったね。
悲しませてごめん。
背中を押してくれてありがとう。
選んでくれてありがとう。
わたしたちはあなたたちの標になっていられるかな?
そうであれと願ってばかりだけど、そうであれと言ってくれるのならこれからもサイリウムを照らせればと思う。


長いこといろいろなオタクをやっているけれど、好きなものをほかの誰かにすすめるってすごく体力がいることで。
本とか音楽なら気軽にできるけど、アイドルや役者さんをはじめとする、家から出て時間をとってお金を遣うものって特に。
だからあまりひとにものをオススメすることはなかった。
あったことはあったけど、興味ありそうな友人を誘って、
「でも、私なんかが入ったら本当のファンのひとに悪いから……」
と断られたことがあって、たぶんいろいろなものを諦めた。
本人は本当にそう思ってても、その言葉はわたしにとったらそこまで興味がないからのお断りにしか思えなかった。
だから、というわけじゃないけど。
すごく勇気が必要だった。
2月10日のバレンタインイベントを観て。
4人になってもパワーを発し続ける彼女たちが誇らしかったから。
2月11日にぜひにと誘った。
みんな即答してくれたね。
ありがとう。
たぶんそれだけでよかった。
その気持ちだけでよかった。
4月15日以降、断られるかも、とも思ってて。
わたしとしては踏み台にでもなんにでもしてくれてよかったけど、気持ち的にそうならないのなら仕方はないし。
でも当日、4人でピンクを纏って東京ドームで揃って。
本当によかった。
間違いなく、あなたたちと観れてよかったよ。


推しは永遠ではない。
ひともファンも永遠じゃないのだから当たり前で。
それでも、その存在を、いまこの一瞬を永遠だと思わせてくれるのがアイドルなんだと実感している。
観るまではなにもわからないし観ても自分の望んだ答えじゃないかもしれない。
でも、何人もの緑推しが生き返ったように。
関ジャニ∞も、そのステージでいろいろなものを吹き飛ばしてほしい。
その日に墓標を求めていたひとたちを甦らせてほしいと願うのは、たぶん彼らがアイドルだからで。
いまはそのための日々だと思う。


村上さんのパスポートに出入国スタンプ増えまくったスケジュールにはめちゃくちゃ動揺するけど。
無理はしないでね、と思う反面生き生きと仕事をしている姿にはとても励まされる。
どのアイドルにも言えることだけど、もしかしたら彼ら彼女らでなくてもよかったかもしれない席を、譲らずに前を向けるその姿が美しい。


きょうはあーりんのソロコンサートです。
偶然が重なって奇跡になって、必然になった。
あの空へ向かって、を作詞していない唯一のメンバーになったけど、あなたがその歌に、あなたなりの答えを乗せていると感じています。
あーりんはあーりんだよ。
無神経と気遣いとがさつとコンプレックスと優しさと力強さをおんなじ箱に入れた世界で一番素敵な女の子。
あなたが、アイドルを選び続けてくれたことを誇らしく思います。
あーりんがいてくれたからわたしの世界は、宇宙はどこまでも拡がっていく。
巡り巡って、大事なともだちができて。
わたしの大事な女の子たちを素敵だって言ってくれる、わたしが大事なものをおなじように大事にしてくれる、わたしにとってもったいないくらいのともだち。
ありがとう。
ありきたりな言葉にしかならないけれど。
これからもこの心を抱えて生きて行くと思う。
いつまでも。